写真は絞りで変わる!絞りを調整してイメージ通りの写真を撮影しよう

写真のハウツー

沖縄カメラマンの原田です。
カメラ初心者講座の第3回目は絞りに重点を置いていきたいと思います。おそらくですが、写真を撮るひとが露出をセットする時にまずはじめに決めるのは絞り(f値)だと思います。

なぜ絞りから決めるのか?

それは写真の写り方に大きく影響するからです。その理由をこれから解説していきます。

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絞りの変化について

絞り、シャッタースピード、ISO感度それぞれを変化させた時写り方

まずは上の図をご覧ください。絞りは「Aperture」の行になります。

絞りはf値が大きくなるほどレンズ内の絞り羽は重なりあい、レンズ内で小さな円になります。写真の写り方は絞りを絞るほどピントの合う範囲(被写界深度ひしゃかいしんど)が深くなるので画像全体がはっきりと写るようになります。
(※上の画像のf22を参考にしてください。)

逆に、絞りはf値が小さくなるほどレンズ内の絞り羽は広がり、レンズ内で大きな円になります。写真の写り方は絞りを開けるほど被写界深度(ピントの合う範囲)は狭くなるので背景になる部分はボケやすくなります。
(※上の画像のf1.4を参考にしてください。)

絞りを絞ったときの写り方を見てみよう

こちらはスケートボードのタイヤ(ウィール)にはめ込むベアリングと言うパーツで直径は十円玉くらいの大きさです。これを4つ並べて置き、レンズの絞りを全絞りで撮影しました。

ピントは合わせた場所は一番手前のベアリングの中心部分です。

ピントを合わせた位置から奥の方まで写り込んでいるのがわかります。このように絞りを絞ることでピントが合う範囲を深くすることができます。集合写真のように広い範囲でピントを合わせたい写真は絞りましょう。

ただし、絞りを絞ることでレンズ内の光を通す穴が小さくなっているためシャッタースピードを遅くする、またはISO感度を高くするという露出の調整が必要になります。

絞りを開いたときの写り方を見てみよう

こちらは絞りを開いた開放(f値が一番小さい状態)で撮影した写真です。ピント合わせは上と同じく一番手前のベアリング中心です。

ピントを合わせた位置から奥の方はボケているのがわかります。このように絞りを開くことでピントが合う範囲を浅くすることができます。

絞りを開くことでレンズ内の光を通す穴が大きくなっているためシャッタースピードを早くする、またはISO感度を低くするという露出の調整が必要になります。

どんなときに絞りを開けたり絞ったりするのか

絞りを調整することでしっかり写し込んだり、ボカしたりすることができることがわかりました。では実際に撮影するときにこの絞りをどう設定するかをみていきましょう。

背景をボカしたいときやイメージ写真を撮りたいとき

ポートレートを撮影するときによくもちいられるのが背景をボカして被写体の人物を強調する方法です。

このとき背景をボカしたいので絞りは開放まで開いて撮影することも少なくありません。被写体のみにピントを合わせることでより視点を被写体に集中させることが出来ます。

ただし、絞りを開くとピントの合う範囲は狭くなるので撮影するときはピントを合わせることが難しくなります。SONYをはじめとするミラーレスカメラには「瞳AF(オートフォーカス)」という機能があり、カメラが被写体の瞳にピントを合わせ続けてくれるアシスト機能もあるので活用していきましょう。

レンズによって絞りの開放値は違います。f値が1.4や0.95などは被写界深度をとても浅く出来ますが、そのぶんシャッタースピードを速く(高速シャッター)する必要があります。カメラボディによってはシャッタースピードが1/4000秒までしかないものもあるので注意しましょう。

NDフィルターを使って減光する方法もありますがそれは別の記事でお話していきます。

f値の低いレンズを使用するときはカメラボディとのバランスをみながら露出設定していくと良いでしょう。

集合写真や小さな物を撮るとき

人物の集合写真、料理や商品の撮影、小さな物を近づいて撮るときは細部まで写し込めるように絞りを絞って撮影します。

集合写真のような大勢がいる撮影は一人一人の顔をシャープに写す必要があるため、奥行きまでしっかりと被写体深度を深くできるよう絞りを絞る必要があるのです。ここで絞りを開放にしてしまうと最前列はピントが合っているが、最後列はボケてるという残念な写真になってしまいます。

絞りを絞っていくとシャッタースピードが遅く(スローシャッターまたは低速シャッター)なりがちです。手ブレをしないように体をしっかり固定して撮影するか三脚を使用して撮影しましょう。

まとめ

絞りは用途に応じて調整していく必要があります。

  • 絞りを絞ると画像全体が写りやすくなる
  • 絞りを開けると被写体を強調し背景がボケやすくなる

露出設定をする時にまずはじめに「絞り→シャッタースピード→ISO感度」順番を決めることで意図した被写界深度(ピントの合う範囲)の写真を撮ることができます。絞りを調整してピントの合う範囲(被写界深度)をコントロールして写真を楽しんでください。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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この記事を書いた人
Nphoto原田信之

沖縄でロケーションフォトや商業写真を出張撮影しているNphoto(エヌフォト)原田信之です。趣味はスケボーとアニメ鑑賞。ウェブライターとしても活動中。お仕事ご依頼やお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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